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第11回中四国AFVの会 [模型その他]

昨日福山市市民参画センターで行われた中四国AFVの会に和巧の社長と行ってきました。

「よみがえれ!東北!」と言うことで東北応援フリーマーケット、東北応援チャリティーオークション、
東北応援献血協力、東北AFVの会・応援メッセージの寄せ書きが行われました。
当日はゲルニカの石橋会長と山口さん・奥様、我流会の日高会長にお会いしました。

今回はカメラを持っていったので私が気になった作品のレポートをします。
ちなみに中四国では一般の部の作品カードには名前を書かないのでどなたの作品か分からないので、
タイトルを記載しました。
もし間違ってたらご指摘ください。

先ずは大賞から
AFVの会ではすっかり有名になった小原さんの作品「花嫁」
花嫁_1.jpg
花嫁_2.jpg
花嫁_3.jpg
比較的小さなベースを上手く使って配置してます。
建物の右横にはレストア中のR75でしょうか?左側には洗濯物が。なにやらほんわかした気持ちになります。
家の使い古された塗装も最高です。
木にカスミ草を使う概念は私にはありませんでした。違和感もないですねー。
小原さん なんと関西、九州、中四国と3連覇です! (関西はichamaruさんのとこで見ました)

金賞は「海をわたりて空から舞おり道にまよう」
海を渡りて_1.jpg
海を渡りて_2.jpg
3方を建物に囲まれているのに真ん中の道が明るい不思議な作品です。
道がT字になっていて上手く光が入るんでしょうねー。
見る方向が限られているのに見ていると吸い込まれていくような感じを受けます。
この構図も参考になりますねー。

銀賞
今回は銅賞はなく同点で4名が銀賞に輝きました。
銀.jpg
申し訳ありません。
この4作品は私のカメラには記録がありませんのでこれだけです。

それでは一般の部の作品
「1943ロシア」
1943ロシア.jpg
1943ロシア_2.jpg
冬季迷彩の退色に浴びの薄っすらした茶色が混ざりなんともいえない色合いです。
汚しはあっさり目で絵画チックなコントラストの強い塗装なんですが好きです。

「カーロアルマートM13」
M13_1.jpg
M13_2.jpg
こちらもあっさりした汚しでコントラストの強い退色表現でいい雰囲気です。

「モンスター、インザパーク」
モンスター.jpg
モンスター_2.jpg
迷彩がいい感じです。
戦闘室が暗いのでフィギュアが良く目立ちますねー。
雪はなんと大理石の粉?だそうです。 そんなの売ってるんですか?それとも・・・

同じ方の作品から2点
「リーコンチームリーダー」
リーコン_2.jpg
リーコン_1.jpg
「マシンガンナー」
マシーン_1.jpg
マシーン_2.jpg
上の作品は2008年アーマーモデリング掲載作品だそうです。(どうりで!)
1/12くらいに見えますが1/35ですよー。
ディティールがかなりはっきりしてます。相当掘り込んであるんでしょうか。
特に下の作品は地面の草もいい感じです。
塗装は絵画的なハイコントラストを入れず、顔の塗装も油彩ではなさそうです。
実写的な私が目指すところの素晴らしい塗装です。非常に参考になりました。

「ロールスロイス装甲車」
ロールスロイス.jpg
シャドー吹きが利いた綺麗な退色塗装です。

以上、一般の部はここまで。
ところで中四国の方は皆さん汚しをほとんど入れず塗装が綺麗です。
一種独特なコントラストの強い塗装をされる方が多いですねー。

あっ!私は一応M4A1を持っていきました。



タグ:AFVの会

毎度ばかばかしい実験(でも本人は本気!) [模型その他]

実はブローニングM2の樹脂本体を塗装する前に
ばかばかしいと思いながら藁をもつかむ思いで実験をしていました。

題して「メタリックカラーは黒染めできるのか!?」
AFVモデラーで黒染めした事がある人は気になった事ありませんか?

実は黒染めできる塗料はあるんです。
ROVAL.JPG
金属の錆び止めに使う亜鉛塗料。

当然黒染が可能です。
ROVALブルーイング.JPG
これば大分前に試したもの。
モデルガンのブルーイングをしている人には有名な塗料なんです。

でもこれを1/35のM2に使うと完全にモールドをつぶしてしまいます。
さらにある程度磨き出さないといけないのでこれを使うのは不可能なんですね~。

と言うわけでもしメタリックカラーが黒染めできれば何の苦労も無く樹脂を金属にできる!
メタリックカラー実験.JPG
実験に使用したのは(全10色)
Mrボビー  スーパーメタリック(今は販売が終わってます)
        スーパーアイアン
Mrメタルカラー ダークアイアン(乾燥後磨きだすタイプ)
          ステンレス(同上)
Mrカラー     ガンクローム
ハンブロール  ポリっシュアルミ(乾燥後磨きだすタイプ)
          ポリっシュスチール(同上)
          ガンメタル
          クロームシルバー
特別出演    銀さん 

これに対してバーチウッドの4液を反応させます。



さて結果は
メタリック塗料実験結果.JPG

見難いと思いますが唯一Mrメタルカラーのステンレスがアルミブラックと反応しました。
でも・・・これ・・・金属に見えない・・・
ただのガンメタじゃん!! OTL

・・・と言う訳で前記事の塗装と相成った次第です。

別件ですが銀さんはこの劇薬をすりすりしても輝きが鈍らない!
もしかしたら銀さん綺麗にコーティングできるかも・・・

 

走馬灯 Vol.87 (第13回九州AFVの会1) [模型その他]

昨日10月25日 第13回九州AFVの会に行ってきました。

雨が降っており、行きは別府で高速を強制退去させられ、山越えで由布院まで行き、再度高速に。
帰りはやはり由布院で高速を強制退去。
しかも湯布院IC出口で大渋滞のおまけつき。

行き帰りは最悪でしたが、AFVの会は最高でした!
なんと銅賞を頂きました。投票を頂いた皆様ありがとうございました。
第13回九州AFVの会.jpg

会場についてジオラマをテーブルに置いてしばらくすると金子さんが私の作品を覗き込んでいたので
あえてこうした方が良いという所を指摘して頂きました。
かなり時間をかけて丁寧に説明して頂きました。
その内容は非常に有意義なものであり、金子さん自身もそのような内容を雑誌の記事にするのも難しく、
(何かネタ的な作品がないと説明は難しいですよね)それでも一度記事を書いたそうですが、
カットされてしまった。ということで、
自分自身へのメモ代わりと、このブログをご覧になっている皆様へ私の作品をネタに
内容を数回に分けて記事にしたいと思います。
あまりにも理論的なすばらしい指摘内容に感動して、最後に硬く握手をして頂きました。

金子さんとのお話の余韻で感動しながら、会場を出て一服して戻ると
私の作品の前でカメラをセットしている人が!
ん? あれは昨年銅賞に輝いた宮崎さんでは?
と思い み・や・ざ・き・・・さん?・・・・と不安に声をかけるとやはり宮崎さんでした!
日本AFV会の錆びの権威といっても過言ではない方です。
少しお話をさせて頂きましたが、その中でも展示法の話が印象的でした。
詳細は宮崎さんの今後の研究課題容でもあると思いますので、ここでは割愛します。
なんか今年のAFVの会はあまりゆっくりできなかった様な気がします。何だろう??

ちなみに私のカメラは色の再現性が悪いのでAFVの会のレポはしない事にしてます。
人様の作品をひどい写真で紹介しては申し訳ないので・・・
AFVの会のレポは写真の綺麗な宮崎さんのブログでご覧ください。

最後に作品をダンボールに入れて、帰り際に土井さんに声をかけて頂きました。
「確か前にMG42のビネットを作られた方ですよね」
・・・・へ?? はい!? AM賞を頂きました・・・
度素人のしかも2年前の作品を覚えていらっしゃるんですか??
今回の作品も同じ雰囲気を持ってたそうです。
話の途中で作品を見て欲しいという人に腰を折られてしまいましたが最後にご挨拶をして帰路に着きました。
・・・・年間何千という作品を見ている筈なのに・・・・すごい人だ!!


カメラを新調しました


タグ:その他

コリンスキーセーブル [模型その他]

面相筆は10本位あるのですが、フィギュアの塗装をファレホにしてからは
タミヤの「モデリングブラシプロ000」1本ですべてをまかなってました。
でもこれだと黒目を入れるのが限界です。
それ以上の事をしようとすると穂先が弾かれてしまいます。
もっと穂先が短くて弾力がある筆があれば・・・

あっ! あるじゃないですか!!

ウィンザーニュートン シリーズ7ミニチュア000!!!

・・・と言う事でタミヤの筆も大分ヘタって来たので筆を新調しました。

購入したのは
NEWTON.JPG
ウィンザーニュートンシリーズ7とピカビアコリンスキーセーブルシリーズ。
ニュートンもピカビアも穂先はコリンスキーセーブルで同じですがピカビアはニュートンの1/3位の価格!
ピカビアでもっと細い穂先を作ってくれればいいのに・・・

タミヤとニュートンミニチュア000の比較
TAMIYA_NEWTON.JPG
ニュートンミニチュアはタミヤに比べて一回り細く短いくらいですね。

タミヤとピカビア000の比較
TAMIYA_PICABIA.JPG
ピカビアは一回り太く長いです。

タミヤの「モデリングブラシプロ000」も穂先はコリンスキーセーブルなのでニュートンと同じです。
穂先のまとまり・塗料の含みが良く弾力もあり非常に扱いやすい筆です。
もち手部分も適度に太く非常に持ち易く、1/35フィギュアの塗装にオールマイティで対応できる
(線も点もOK)お勧めの1本です。
写真ではバサバサに見えますが塗料を含ませると針の様に尖ります。
ニュートンとピカビアは持ち手部分がやはりちょっと細い感じ。

今回購入した筆はこの10本
穂先.JPG
上から
ピカビア  1 1.8×10(径×穂丈)
       0 1.0×9
      00 1.0×8
     000 0.8×7
ニュートン 0 1.1×8
      00 0.4×7.5
     000 0.2×5.5
ニュートン
ミニチュア 0 1.2×6
      00 0.7×5
     000 0.4×4.5

これだけそろえても結局使うのは数本だとは思いますが・・・
今回の少女の顔の塗装では線を引くと言うより点描の様な塗装をしているので、
穂先の短いニュートンミニチュアの方が向いていたかもしれません。

ん~廃墟の家具類いくつもりでしたがフィギュア塗装したくなった気が・・・



3DCG [模型その他]

フィギュアを塗装する時(特に女性)に何処にどのような影が入って、影の色が何色になるのか悩むんです。
ネットで顔の画像を検索してもアップで出てくるのは芸能人が多いのですが、
レフ版使って綺麗に見せてるのであまり影が入ってないんですねー。
そんな時便利なものを持ってるのを思い出しました。
3DCGです。
実物を見て塗装するよりもCG画の方が塗装し易いんです。

今回走馬灯の少女を塗装する時に参考にしたのがこの画像です。
NATALIE10.jpg
これはPoserと言う3DCGソフトを使ってます。
このソフトは形状作成機能は無く、他のソフトで作成した形状を読み込んで加工するソフトで
その名の通りフィギュアのポーズをとらせる事に特化してます。
たとえばこのおねえさんは瞳の色や化粧を変えたり、まぶた・唇・舌を動かしたり、
極端な話各部の形状を変えて黒人や東洋人または子供にする事もできます。

ちなみにこれは髪の色・形を変えて目をうつろな表情にした場合
NATALIE7.jpg
この画像はPoserでそのままレンダリングしたものでPoser(私の持っているバージョン)のレンダリング機能は
ちょっと弱いので一番上の画像に比べると質感がお粗末になります。
ちなみに一番上の画像はPoserで加工した形状データをSHADEというレンダリング機能の強いソフトに移して
書き出したもので質感がかなりリアルになります。

服を着せ変えたりもできます。
DragonWorld1.jpgEVIL.jpgHanyma9.jpg

少女はこれから足の塗装をしますが、足にはどんな影が入ってどんな塗装をすれば良いのかの参考になります。
NATALIE121.jpg
そんなに高価なソフトではないんで折り曲げたところの形状が破綻していたりしますが問題は無いでしょう。

これだけ便利なものがあるので今後はフィギュアのスクラッチにも挑戦したいと思ってる今日この頃・・・



タグ:その他

くさむら作成器3 [模型その他]

早速草むらを作成してみました。

草むら作成器セッティング2.JPG
エレキテルと同じ方法で、スチールの皿に木工ボンドを塗布して片側の電極をクリップで挟みます。
もう片側の電極はスタティックグラスを入れた茶漉しをつまんで、3cm程上からスタティックグラスを撒きます。

草むら15nn.JPG
15mm程度の草むらが作れました。

大き目のステンの皿とメッシュを使って接着剤がある程度乾燥するまで電圧をかけておく様にすれば大量生産が可能です。



くさむら作成器2 [模型その他]

高圧発生器が完成しました。

高圧発生器.JPG
出力は端子台を付けて電圧を切り替えられる様にしました。
赤い端子が約10000V、黄色が約6000V、青が約3000Vです。
エノコロのパイル材は10000Vでは電圧が高すぎて逆に使いずらくなったりするので、草の丈に合わせて切り替えます。

10000Vで放電させてみます。
放電針.JPG
放電針の間隔は約1cm。

放電
放電.JPG

これはお遊びで、実際に使う時は放電しない様にして使うので出力には高抵抗を付けて触っても大丈夫な様にします。
草の作成記事はまたそのうち・・・



くさむら作成器 [模型その他]

くさむら作成器を作りました。(作ったと言う程の事ではないのですが・・・)

本体
エレキテル.JPG
大人の科学Vol.22.平賀源内の「エレキテル」です。
本体上についている2つの針金間が3mm程度開いており、手前のハンドルを15回位回すと針金間で放電します。ハンドルを回すとコットンと樹脂の筒が擦れ、内部の蓄電板(コンデンサ)に静電気(電荷)が溜まります。
ちなみに真空状態での放電距離は1mm/KV。(1mmの空間距離で放電する電圧は1000V)
空気中では湿度や埃の影響で少し低い電圧で放電しますが、このエレキテルは3mm間を放電するので、約3000Vの静電気が溜まります。
たった1mmの距離を放電するのに1000Vもの電圧が必要なので雷の電圧がどれだけ凄いか分かりますね。
この静電気を使ってくさむらを作ります。

セッティング
くさむら作成器.JPGセッティング.JPG
片側の電極に金属の皿をひっくり返して木工ボンドを垂らします。
もう片側には茶漉しを付けて、スタティックグラスを入れます。
ハンドルを15回位回して、木工ボンドを垂らした皿の上5mm位からスタティックグラスを撒きます。

完成
くさむら.JPG
グラスが綺麗に立っているのが分かりますか?

もう1つ。これを思いつくきっかけになったのが紙創りのエノコロ。
静電気を発生させれば簡単に綺麗に作れるのに・・・と思ってたのです。
エノコロ.JPG
左は普通に作ったもの。右はエレキテルを使ったもので、静電気を発生させてパイル材に近づけただけで綺麗にパイル材が立ってくれます。
普通に作ったものでも肉眼で見ると結構いい出来なのですが、拡大して見ると差は歴然です。

このエレキテルは3000V程度の静電気なので3mm程度のくさむらしか作れませんが、10000V発生する装置の部品(1000円程度で作れます)がもうすぐそろうので6~7mm程度のくさむらも作れる様になると思います。
10000Vの方は静電気ではなく高圧発生装置でパワーがありすぎて危険なのでここで紹介しないと思います。



塗膜剥がれの表現 [模型その他]

塗膜剥がれの表現は大きく分けて3種類あると思います。
今回の走馬灯を通じてこの3つが同時に出来るかを試しました。
結論から言うと今回のやり方では出来ませんでした。
次のために忘れない様、今回の記録を残します。

剥がれ1
剥がれテスト.JPG
塗膜が摺れて薄くなっていき下地が見えたもの。
これは錆色のラッカー塗料を下地に塗り、その上からホワイトのガッシュ、クリームのガッシュを塗り、完全乾燥後にアクリル溶剤を綿棒に付けて擦って剥いでます。ヘアスプレーは使用していません。

剥がれ2
剥がれテスト2.JPG
エッジのはっきりした塗膜剥がれ
これはラッカーの上にエアブラシでヘアスプレーを吹いています。
使用したヘアスプレーは’unoスーパーハード’
一旦紙コップに吹き付けて溜まったものを使います。
紙コップに溜まったヘアスプレーにはガスが大量に溶け込んでいるので、泡がなくなるまで少し待ちます。
ヘアスプレーが完全に乾燥後アクリル塗料を吹いてその上からさらにアクリルクリアを吹いたので塗膜は厚くなっています。完全乾燥後に筆に水を付けて塗り、しばらく放置すると塗膜が柔らかくなって竹串の先で擦ると下地が出ます。
中心部に上塗り塗料の少し薄くなった様な部分がありますが、これはラッカー溶剤で無理やり溶かそうとして、下地までやっちゃいそうだったので途中でやめたところです。
ちなみに今回剥がしとウォッシングどちらを先にやるか(出来るならウォッシングを先にやりたかった)悩み、先に剥がしをしましたが、やはりエナメル系溶剤でウォッシングをした後では水を含ませても塗膜が剥げなくなります。エナメル系溶剤は浸透性が高く流動性も高いのでヘアスプレー成分を洗い流すのではないかと思います。
逆を言えばエナメル系溶剤でウォッシングする事により、ヘアスプレーで弱くなった塗膜を固着させる事が可能です。
ちなみに私のウォッシングは綿棒でふき取ったりせず、溶剤が下にボタボタ垂れる様な、洗い流す感じのウォッシングをしてます。ヘアスプレーを吹いた後のエアブラシのクリーニングもエナメル溶剤でやった方がいいようです。

剥がれ3
剥がれテスト3.JPG
塗膜が捲れて浮き上がったもの。(金子氏式)
ラッカーの下地塗装後水で硬めに溶いたピグメントを盛り付け、アクリルを厚めに吹いて乾燥後に先の尖ったもので突いて塗膜を割る感じで剥がします。
あまり多用せずポイントで効果的に使うのがいいような気がします。

ランツブルドッグで使用した上塗りはアクリル塗料でしたが、剥れ1が再現できませんでした。
理由はアクリル溶剤を含ませた綿棒で摺ると、塗料が溶ける前にヘアスプレー効果で塗膜が捲れてしまうのです。

それと以前ぼやかしていた、上塗り塗料の違いによる剥れ2、3の実験
下地はラッカーでその上にヘアスプレーをエアブラシで塗布、その後の上塗りを塗料別に3種類行ったものです。
テスト1(アクリル)
塗料剥げテスト1.JPG
これは1回塗りで薄めにしてあります。
剥れ2(右)は再現出来ていますが、剥れ3(左)は塗膜が薄いので効果が小さい。
擦り方によれば剥れ1に近い効果も可能です。

テスト2(ガッシュ)
塗料剥げテスト2.JPG
剥れ2(右)は問題ありませんが、剥れ3(左)は全くだめです。塗膜の粘りが強くパリパリじゃないんですねー。
水を含んだせいかもしれません。

テスト3(ラッカー)
塗料剥げテスト3.JPG
剥れ2(右)は一番メリハリが利いており,剥れ3(左)も一番いい感じです。
但し剥れ1の再現は不可能です。

以上より
・剥れ1
 ヘアスプレーを使用すると剥れ1の再現は困難。
 但し、上塗りにアクリルを使用した場合(ガッシュも同様と思われる)一旦剥いだ後にエナメル系溶剤で
 ウォッシングした後であればアクリル溶剤で表面を溶かす事が可能かもしれない。(未確認)
・剥れ2
 ヘアスプレーを使用すれば、上塗り塗料の種類は無関係に再現が可能。
・剥れ3
 剥れ3の再現にヘアスプレーは無関係です。
 ラッカー系が一番無難。アクリルの場合厚塗りをすれば効果が得られる。
 ウォッシングしても浮いた塗膜は壊れない。また中に入れたピグメントを洗い流す事が出来る。
 ガッシュは水を含ませない場合の効果は未確認。
・その他
 剥がした後にエナメル系溶剤でウォッシングすればヘアスプレーで弱まった塗膜の固着を強くできる。
 ウォッシングをしなければコーティングが必要だと思います。
 デカールを貼る時にマークセッターを使うとデカール部分が剥げなくなる。

塗膜の剥れ表現はまだまだ難しいです。
3種類の剥れを織り込む事は不可能ではないと思いますが、現状では事前に最終的な剥れ方の綿密なイメージが必要であり、イメージ通りの意図した剥れ方が出来るかはやってみないとわからない状態です。
思った場所に思った剥れを確実にコントロール出来なければ手法が完成しているとは言えませんねー。

ブルドッグは脇役だったので試しましたが、ヤクパンでは冒険をするつもりは無いので更なる剥れの実験はまた今度です。


タグ:Tips

トライアンフ入手 [模型その他]

待ちに待ったSWASH_DESIGNさんがやっと再生産を始めてくれたのです。
再生産とは言え限定生産なのでこれを逃すと2度と手に入らないかもと思い、すかさず予約。
メタルフェチ、オートバイ好き、1/35と来れば見逃せないキットです。(ちょっとお高めですが・・・)

TRIUMPHはイギリスのオートバイメーカです。
3H:350cc OHV単気筒エンジン

軍用タイプ(3HW)
TRIUMPH3HW.JPG

民間用タイプ(3H)
TRIUMPH3H0.JPG

奮発して2キット購入

民間用パーツ
3HPARTS.JPG
ホワイトメタルの鉛を少なくして、少し硬めの素材にしてるらしいです。
エッチングパーツとデカール付き。

全金属製なので塗装せずに磨きだして飾るのもいいかも。

さあ、こんな事してないでR75の組み立てをせねば!
ビネット公開はまだ少し先になりますが、R75は近日公開予定です。なかなかいい感じですよ~  ( ̄ー ̄)ニヤリ


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