半田付け (M1919カートリッジケース組み立て編) [半田付け]
今回はM1919機銃のカートリッジケースを作ります。(VOYAGERMODEL)
物が非常に小さく1cm程度の接写をしているので光が当たりづらく全体的に暗くなってしまいました。
エッチングパーツはこんな感じになってます。半田付けで紹介したタイルの上で、デザインカッターで各パーツを切り離します。
カッティングシートの上でやるとパーツがひん曲がってしまうので堅いものの上でやってください。切り離した後、枝が残っている場合はニッパーでつまんでダイヤモンドやすりで軽くしゅっしゅします。
パーツは折り曲げ箇所に凹ラインが入っているのでピンセットでつまんで折り曲げます。たまに説明書の折り曲げ方向が間違っている場合がありますが、パーツの方を信用して凹ラインを谷折りにします。
ただ折っただけでは開いてしまうので、半田で固定します。コテ洗浄用のスポンジは水を含ませますがびちょびちょにせず軽く湿らせる程度に。びちょびちょにしたスポンジにコテ先をつけると急激に温度が下がってコテ先を傷めます。
半田付けする部分に先の細い筆でフラックスを塗ります。やに無し半田はかなり太いのでいきなりパーツにつけず、一旦タイルの上で少し溶かします。スポンジでコテ先の余分な半田を落とし、先ほど溶かした半田をほんの少しコテ先につけます。
竹串(金属のピンセットなどで押さえるとコテを当てても放熱してしまい半田が溶けません)当で開いたパーツを押し付け折り目の先端に半田が付いたコテ先を当てます。パーツが半田が溶ける温度まで熱くなるとフラックスを塗ったところに半田が流れていきます。必要なところまで半田が流れて行ったらコテ先を離してフーフーしてパーツの温度を下げてください。半田はメッキをしたような感じに薄く引くのがコツです。ぼってり半田を盛ってしまった場合逆に吸着力というか半田の保持力が低下します。盛ってしまうと、半田の内部の温度が下がりにくく金属を焼きなまししたような状態になるためです。
次に蓋を作ります。4隅を折り曲げますが折り代が1mmもありません。エッチングフォールド(エッチングパーツ用プライヤー)がありますのでこれで折り代部分をつまんで金属ブロック当の上に押し付けて曲げます。
次にケース本体を作ります。これも開いてしまうので半田付けします。ケース内側の合わせ目にフラックスを塗ります。
ケース内側の端にコテ先を付けて内側から半田を流し込みます。底の方に半田が回らなかったのでひっくり返して外側からもう一度半田を流し込みます。
蓋に取っ手を付けます。取っ手は適当な径の物に押し付けて軽く曲げてあります。取っ手をひっくり返して半田付けする部分にフラックスを塗り、半田を付けます。(半田メッキすると言います)次に蓋の取っ手を付ける部分にフラックスを塗ります。(こちらは半田メッキをしません)
取っ手の半田メッキした方を蓋側にして蓋の上に載せ、竹串で押さえつけて取っ手と蓋の両方にコテ先が付く場所に半田ごてを当てます。半田付けする2つのパーツ双方を同時に温めるのがコツです。(この時半田ごてには半田をつけません。半田ごての温度で取っ手に付けた半田メッキを溶かします)
蓋と本体をあわせてチョウバンを作ります。両手を使うのでタイルの上にテープで固定して蓋とケースのチョウバン用出っ張りの間にΦ0.3の真鍮線をはさみ、先のとがったもので出っ張りを真鍮線に巻きつけるように丸めます。最後に余分な真鍮線をカットします。
一番最初に作ったのはケースの固定具なので、これは瞬間接着剤でケースに貼り付けます。これを半田付けしようとするとケースをあっためなければならないので、ケースの半田が溶けてまたケースが開いてしまいます。
完成したらフラックスを洗い流します。歯ブラシに洗剤を付けてごしごしやって下さい。ただ、半田付けに失敗している場合パーツが取れてしまうことがあるので水を貯めてやった方が良いと思います。フラックスは塩酸なのでそのまま放置するとパーツを錆びさせてしまいます。
最後に完成品です。
物が非常に小さく1cm程度の接写をしているので光が当たりづらく全体的に暗くなってしまいました。
エッチングパーツはこんな感じになってます。半田付けで紹介したタイルの上で、デザインカッターで各パーツを切り離します。
カッティングシートの上でやるとパーツがひん曲がってしまうので堅いものの上でやってください。切り離した後、枝が残っている場合はニッパーでつまんでダイヤモンドやすりで軽くしゅっしゅします。
パーツは折り曲げ箇所に凹ラインが入っているのでピンセットでつまんで折り曲げます。たまに説明書の折り曲げ方向が間違っている場合がありますが、パーツの方を信用して凹ラインを谷折りにします。
ただ折っただけでは開いてしまうので、半田で固定します。コテ洗浄用のスポンジは水を含ませますがびちょびちょにせず軽く湿らせる程度に。びちょびちょにしたスポンジにコテ先をつけると急激に温度が下がってコテ先を傷めます。
半田付けする部分に先の細い筆でフラックスを塗ります。やに無し半田はかなり太いのでいきなりパーツにつけず、一旦タイルの上で少し溶かします。スポンジでコテ先の余分な半田を落とし、先ほど溶かした半田をほんの少しコテ先につけます。
竹串(金属のピンセットなどで押さえるとコテを当てても放熱してしまい半田が溶けません)当で開いたパーツを押し付け折り目の先端に半田が付いたコテ先を当てます。パーツが半田が溶ける温度まで熱くなるとフラックスを塗ったところに半田が流れていきます。必要なところまで半田が流れて行ったらコテ先を離してフーフーしてパーツの温度を下げてください。半田はメッキをしたような感じに薄く引くのがコツです。ぼってり半田を盛ってしまった場合逆に吸着力というか半田の保持力が低下します。盛ってしまうと、半田の内部の温度が下がりにくく金属を焼きなまししたような状態になるためです。
次に蓋を作ります。4隅を折り曲げますが折り代が1mmもありません。エッチングフォールド(エッチングパーツ用プライヤー)がありますのでこれで折り代部分をつまんで金属ブロック当の上に押し付けて曲げます。
次にケース本体を作ります。これも開いてしまうので半田付けします。ケース内側の合わせ目にフラックスを塗ります。
ケース内側の端にコテ先を付けて内側から半田を流し込みます。底の方に半田が回らなかったのでひっくり返して外側からもう一度半田を流し込みます。
蓋に取っ手を付けます。取っ手は適当な径の物に押し付けて軽く曲げてあります。取っ手をひっくり返して半田付けする部分にフラックスを塗り、半田を付けます。(半田メッキすると言います)次に蓋の取っ手を付ける部分にフラックスを塗ります。(こちらは半田メッキをしません)
取っ手の半田メッキした方を蓋側にして蓋の上に載せ、竹串で押さえつけて取っ手と蓋の両方にコテ先が付く場所に半田ごてを当てます。半田付けする2つのパーツ双方を同時に温めるのがコツです。(この時半田ごてには半田をつけません。半田ごての温度で取っ手に付けた半田メッキを溶かします)
蓋と本体をあわせてチョウバンを作ります。両手を使うのでタイルの上にテープで固定して蓋とケースのチョウバン用出っ張りの間にΦ0.3の真鍮線をはさみ、先のとがったもので出っ張りを真鍮線に巻きつけるように丸めます。最後に余分な真鍮線をカットします。
一番最初に作ったのはケースの固定具なので、これは瞬間接着剤でケースに貼り付けます。これを半田付けしようとするとケースをあっためなければならないので、ケースの半田が溶けてまたケースが開いてしまいます。
完成したらフラックスを洗い流します。歯ブラシに洗剤を付けてごしごしやって下さい。ただ、半田付けに失敗している場合パーツが取れてしまうことがあるので水を貯めてやった方が良いと思います。フラックスは塩酸なのでそのまま放置するとパーツを錆びさせてしまいます。
最後に完成品です。
2008-06-07 16:36
nice!(1)
コメント(2)
こんばんは。
HPの写真だと思ったのですが、ブログ開設されたのですね!
サイズ比較が1円玉ってホントすごいです(;゚∀゚)=3ハァハァ
by 夏音 (2008-06-17 00:48)
夏音さん こんばんは
HPもごらんになられた様で、あちらは完成品置き場に、
制作過程をこちらにしようかと・・・ (~_~;)
<サイズ比較が1円玉ってホントすごいです(;゚∀゚)=3ハァハァ
夏音さんも今度挑戦してみて下さい。
夏音さんのブログも楽しく拝見させて頂いてます。
by Hyatt (2008-06-17 01:18)